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天井

構造の要件

天井構造の要件イメージ写真

  • 天井は明るい色で隙間がなく、平滑で清掃が容易に行える構造であること。
  • 天井は梁、配管、ダクト、照明設備などが露出していない構造であることが望ましいが、やむを得ず露出している場合に在っては、清掃が容易に行える構造であること。
  • 天井は床面から2.4m以上の高さが望ましい。
  • 水蒸気が発生する場所では、必要に応じてその表面に耐湿性及び耐熱性の材料を用いるとともに、断熱材を併用するなど、結露、かびの発生などを防止できる構造であること。
  • 汚れが付着しにくい材料で仕上げてあること。

実践plan

天井の材質とコストの検討

天井リニューアルが必要となる要因は、カビの発生への対策・結露対策が多くなっています。
空調の不具合による湿気対策が根本的には必要である場合が多いのですが、部位的な材質選択を検討するならば、拭き取りが行いやすい材質を選択するか否かがデザインプランの際には要チェックと言えます。

実際仕様をコスト的に検討するならば、ケイ酸カルシウム板+防カビ アクリルエマルジョンペイント(つや有)塗り が廉価版として考えられます。
ただ、使用条件等から耐久性があり、汚れやカビに対しても、簡単に拭き取り掃除が実施しやすいアルミスパンドレルやステンレススパンドレル等の選択もメンテナンスコストの比較を考えると検討の余地はあります。

天井の材質とコストの検討イメージ写真

蒸気が発生する製造施設での注意点

ただし蒸気が発生する製造施設での採用には注意が必要です。アルミ・ステンレス共に表面温度が低いために結露の発生が懸念されます。対策としては空調でのフォローを行うことになりますが材質的には断熱材が裏打ちされたバスリブ等の仕様がベターな選択となります。

建築豆知識
結露対策

結露は、壁・天井などの表面に水滴が付着する現象です。結露により壁・天井が濡れることにより、木材部分は腐朽。金属部分は錆、カビが発生します。
結露は、建物内空気中の水蒸気が、温度の高いところから低いところに移動するという原理にしたがい、窓ガラスや壁・天井の表面材に向かって移動して行き、そこで急激に冷やされるために、気体から液体の水に変わることにより発生します。気体から液体に変わる温度は露点といわれ温度と相対湿度により求められます。

すなわち天井・壁の表面温度が、室内空気の露点以下になった場合結露が発生することとなります。ですから、結露を防ぐ方法としては、壁や天井の断熱性を大きくしたり、湿度が高くならないように水蒸気の発生を防ぐなどの換気を考慮することが必要となります。

工場でも換気を考慮するとともに、壁面材にケイ酸カルシウム板など吸湿、放出作用のあるものを用いることにより調湿を行う方法が考えられます。

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