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バリア施設

構造の要件

バリア施設構造の要件イメージ写真

作業者

  • 入り口と出口に扉が設置され、密閉できる構造であること。
  • 昆虫等の侵入が防止できる構造であること。
  • 天井、内壁、床は堆積しにくいように、平滑であること。
  • 照明設備は、作業台面で150ルクス以上の照度が保持されていること。
  • 必要に応じ、エアーシャワー、靴洗い設備等外部からの汚染を防止するための設備が設けられていること。

原材料・製品搬出

  • 搬出入口は暗室化し、高速シャッター(防虫タイプ)にて二重ドアにすることが望ましい。
  • 二重ドアはインターロックで開放状態にならないようにし、紫外線カット燈を設置して昆虫の侵入を防止する。
  • 製品の搬出口は品温上昇を防ぐために、ドッグシェルターの設置が望ましい。

実践plan

物の出入りとともに人の出入りを考える

物の出入りとともに人の出入りを考えるイメージ写真

人や物の出入りがあるから動線計画が必要となるということは既に述べましたが、もう一つ施設計画で忘れてはいけない基本は、物はひとりでにトラックから施設内に入ってもこないし、出ても行かないということです。

何らかの介添え作業が行われてこそ移動しているということです。それは物と同時に人が移動しているということです。このことは物の出入りが行われる場所には人の出入り用の扉が必要になるということです。

このことはサニタリー施設の環境も同時に整えることが要求される可能性を含んでいるということです。計画時に図面に出入口を書き込んでも、うっかりサニタリースペースを忘れてしまうミスが無いようにしなければなりません。

トイレの配置について

作業者入口の配置計画と並行して検討を求められるのがトイレの配置です。作業域の外に設置されることが必要ですが、レイアウト計画の注意点はトイレを利用する作業者の動線をワンウェイ(一方通行)とすることです。

特にエアーシャワーや足洗い場を経由しないとトイレに行けないような計画はスペースの都合もありますが避けたいものです。作業者の動線を考える時点で出入口を考えるのではなく、入口と出口という二つの口を考えることがポイントです。

また作業者と外部者とが同一のトイレを使用しないように、事務所や厚生施設のトイレは別途に設けます。

全室設置の必要性

作業場から外部に出入できる入口の間には前室を設ける事が必要です。しかし部屋というほどの間仕切を設置しなくてはならないのか。これも改善費が嵩む工事を実施されている例が多いようですが、シャツターの内部側に1メートルほど空間を空けスリットカーテン(防虫カーテン)を吊るしておけば立派な前室の完成といえます。 但しカーテンの重なりや裾の隙には注意してください。あくまでも虫やそ族の侵入が防げるものでなければ、出入の邪魔になるだけです。特に誤解が多いと思われるスリットカーテンの使用方法に、扉とカーテンの間に人や物が入るスペースも無いほどピッタリとくっ付けて設置してある場合がありますが、前室設置の必要性を再認識していただきたいです。

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